福岡大学病院 看護部[WEB]

Twitter

Facebook

看護部の紹介

看護部理念

人間性豊かな患者中心の看護を実践します ―誠実・責任・創造―

看護部目標

当院の看護師としての職責を果たすために、これらの実践を目標としています。

  • 生命の尊厳、個人を尊重した看護を提供します
  • 科学的根拠に基づいて看護を過程的に展開します
  • 守秘義務を遵守し、個人情報の保護に努めます
  • 地域・社会の医療ニーズに対応したより安全で質の高い看護を提供します
  • 専門職業人の責任として継続学習による能力の維持・開発に努めます
  • 社会人として人間的な成長ができるように自らの研鑽に努めます
  • 国際的視野を持って、保健医療および福祉活動に貢献します
  • 保健・福祉・医療チームと協働し、チームの一員としての責務を果たすとともに、チーム医療を円滑に行うための調整役となります
  • 大学病院としての治療環境・教育環境を整え、看護学生・医学生・看護師・医師、その他関係者の教育に協力します
  • 経営資源を大切にし経営の健全化に努め、社会のニーズに応えます

看護部概要

看護職員数

(平成29年4月1日時点)

看護師 ナースエイド クラーク 保育士
960名
(専任看護師932名
嘱託看護師28名)
79名 49名 2名
看護体制

入院基本料算定病床(平成29年4月現在)

入院基本料区分 稼働病床数 看護単位数 看護職員の配置基準届出区分
特定機能病院
入院基本料
一般病棟 691 17 7対1入院基本料
精神病棟 60 1 13対1入院基本料

特定入院料算定病床(平成29年4月現在)

特定入院料区分 届出病床数 看護単位数 看護職員の配置基準届出区分
特定集中治療室管理料1 10 2 常時2対1
脳卒中ケアユニット入院管理料 6 1 常時3対1
救命救急入院料4 10 1 常時2対1
救命救急入院料1 24 1 常時4対1
総合周産期特定集中治療室管理料
母体・胎児集中治療室管理料 6 1 常時3対1
新生児治療室管理料 15 1 常時3対1
新生児治療回復室入院医療管理料 30 1 常時6対1
小児入院医療管理料 63 2 常時7対1
看護方式

受け持ち看護師制に加え、全部署においてPNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)を取り入れています。

勤務体制

2交代制を採用しています。(血液浄化センターはのぞく)
部署により以下の2パターンを採用しています。

[パターン1]

日勤 8:30~16:50、長日勤 8:30~18:50、夜勤 18:30~翌8:50

[パターン2]

日勤 8:30~16:50、夜勤 16:30~翌8:50

※上記以外にも、看護業務量の多い時間帯に看護職員を確保できるように、病棟特性に合わせた様々な勤務があります。また、看護職として働き続けられるよう多様な働き方を提案し、ワーク・ライフ・バランスを推進しています。

看護部の魅力

育ち合う環境

PNSによる看護実践

[1]互いに支え、育ちあう安心な環境を提供しています。

受け持ち患者さんを2人で担当し、ベッドサイドへ・・・。
経験を問わず、多重課題や判断に迷うことがあった時でもペアで一緒に話し合うことで多くのことが解決できます。さらにリーダを中心としてチーム間で助け合う支援体制が整っています。

[2]わたしたちはパートナーシップにおける心のつながりを大切にして看護に取り組んでいます。

パートナーシップマインドのもと、相互信頼・対等な関係性の中で互いの考えや思いを「言語化」し、創意工夫しながら、患者さんにとって良い看護を実践し、その成果に対する責任も共有します。

先輩看護師の声私がペアの新人看護師から教えられたこと

新人看護師が、ADLが向上しない患者さんに寄り添い「一緒に考えて、一日一回はトイレに行くことにしたんです」と笑顔で嬉しそうに話してくれました。 患者さんができること、できそうなことを患者さんと一緒に考え、目標を決め、継続させていこうとするひたむきさを新人看護師から学びました。

新人看護師の声私がペアの先輩看護師から教えられたこと

相談したことに対して、ペアの先輩は一緒に向き合ってくれる。患者さんのニーズに対して、病状的に無理と諦めるのではなく、可能な方法を考えるって楽しい!2人で考えを出し合って、患者さんのためになる方法を見つけることの大切さを学んでいます。

[3]患者さんとのパートナーシップで安全・安楽な看護の実践に取り組んでいます。

生活者として患者さんを見つめ、患者さん一人ひとりの持てる力を支援する看護を大切にしています。看護師間だけでなく、患者さんやご家族との信頼関係を築きながら、患者さん自身の積極的な参加・合意のもと健康回復にむけた目標から計画立案・実施・評価までを患者さんとともに行っています。患者さんの希望や思いを聴きながら、より安全に、痛みを最少に、少しでも楽に…など考え、実践しています。

PNSのもと…

パートナーと患者さん、ご家族と考え、工夫したケアを可視化・標準化し、チームで看護の質の向上・効率化を図っています。

「個」を大切にする組織

「組織は人なり」の考えのもと、人を大事にし、人を活かす組織づくりを目指します。

[1]キャリアラダーの構築

基本的な臨床実践能力の獲得を基盤とし、高い総合的看護実践力を持つジェネラリスト、専門領域に特化したスペシャリスト、高い管理能力が求められるマネージャーの3領域を明確にした教育プログラムを構築し、一人ひとりが輝くキャリア開発に取り組んでいます。院内研修では、看護師個々の感性を高め、創造性を豊かにするためのプログラムを構築しています。

[2]院内認定看護師制度の構築

専門領域の看護の質の向上および看護師個々のキャリアアップ支援を目指し、院内認定看護師制度を設けています。看護の専門性を高めるため、専門看護師・認定看護師の知識・技術を学び、優れた臨床判断・看護実践ができる看護師、また、常に患者さんにとって良い看護を模索しながら、患者さんの思いや多様な価値観を尊重できる看護師を育てる教育を行っています。

詳しくは「教育について」をご参照ください

[3]グッドプラクティスナース表彰

グッドプラクティスナース表彰とは日常の看護場面において輝いている看護師に与えられます。現場の看護師が患者さんやご家族との日々のかかわりを通して、互いに感動・承認した体験を綴った周りを温かくする看護師のエピソード集を作成しています。

5階西病棟 Mさん

娘とバージンロードを歩きたい~患者・家族緒希望を支えた看護~

Aさんは一人娘の結婚式を1週間後に控えていました。しかし、肺がんの進行による心タンポナーゼ状態でドレナージが始まり、だれもが結婚式への参加は難しい。急変するのでは・・・とあきらめかけていました。Aさんは「こんな姿でも出席したい」と受け持ち看護師の村田さんに思いを告げ、村田さんも『バージンロードに立たせてあげたい。力になりたい』とAさん・奥様と式のシミュレーションを繰り返していました。そんな村田さんの姿に諦めかけていた私たちも、何とか出席してほしい。出席できなくてもその瞬間まで準備することに意義があるのでは・・・と、認定看護師、地域医療連携室、リハビリテーション部など皆さんの協力を得て、結婚式に送り出しました。出発直前、Aさんは燕尾服姿でピースサインに満面の笑みを浮かべ記念写真に応じました。バージンロードを車椅子で妻と娘と走行した短時間の出席でしたが、Aさんご家族だけでなく私たちにとっても忘れられない結婚式となりました。

新人支援体制

パートナーシップ・ナーシング・システムで先輩看護師と二人体制で看護実践をしながら、多くの「知」と「技」を学び、互いの気づきや感性を尊重しながら看護観を深め、臨床実践能力向上を支援しています。新人研修では、生活者としての患者を尊重した看護実践者を目指す教育プログラムを構築しています。

詳しくは「教育について」をご参照ください

新人看護師メッセージカード

フォローアップ研修時に先輩看護師たちが作成したメッセージカードをプレゼントしています。カードには新人が患者さんと向き合っている姿を書きとめ、頑張っていることを伝える機会としています。

患者中心のチーム医療の提供

継続看護の充実

患者さん中心の看護、患者さんの生活に寄り添う看護を実践し、患者さんが安心して治療に臨むことができるように、病棟と外来の看護チームをひとつにしています。外来受診から、入院・退院後の外来通院に至る一連のプロセスの中で、患者さんの情報を共有する切れ目のない継続看護の充実を目指します。また、入院期間の短縮化に伴い、入院時に患者さんのニーズを知り、入院生活や治療への不安を少しでも軽減できるよう入退院患者サポートセンターを設置し、体制を整えています。さらに地域医療連携センターと連携し、患者さんやご家族が退院後の生活をイメージでき、住み慣れた地域での継続治療や療養生活の支援に取り組んでいます。

チーム医療推進

質の高い医療を効果的・効率的に提供するため、チーム医療の推進に取り組んでいます。当院では、「医療安全管理部」「感染対策チーム」「栄養サポートチーム」「褥瘡ケアチーム」「緩和ケアチーム」など…多くのチームが組織横断的に活動しています。患者さんの療養生活や思いを一番よく知る看護師は、チームの一員として患者さんの声をチームに届け、共有し、多職種の専門性を光らせ強みを活かします。

他職種を信頼し、尊敬することがチーム医療の始まりです。

外来~入院~退院を通したケアプロセスの充実に向けて、多職種の介入を明確にし、一人の患者さんを中心にチームで最善の医療の提供に取り組んでいます。その中で、職種を超えてチーム医療に貢献した人を病院スタッフで推進し、毎年60~70名が選ばれています。

  • 医師

    河村 彰さん

    多職種とフラットなコミュニケーションをとっていただけるので、誰もが何でも相談できる存在です。医師として知的で明るく「あたたかい医療」を実践されており、病気の時は先生に主治医をしていただきたいです。

    看護管理室(看護師)
    河村 彰
  • 言語聴覚士

    渡邉 淳子さん

    専門的で高い知識と技術による機能回復訓練は患者さん、ご家族の厚い信頼を得ています。病気により、機能低下をきたした患者さんの失意と不安に寄り添い、心理的にもサポートされており、チーム医療のパートナーとして尊敬し頼れる存在です。

    脳神経センター(看護師)
    渡邉 淳子
  • 管理栄養士

    本城 史子さん

    いつも笑顔で、知識が豊富、患者さんやご家族に細やかな対応をしていただいています。患者さんの検査データを把握し、栄養指導やスタッフへの助言も積極的にしていただけるので、とても頼もしく感謝しています。

    小児医療センター(看護師)
    本城 史子
  • 看護師 糖尿病療養指導士

    坂本 倫基さん

    内分泌・糖尿病内科の外来・病棟経験は1年ほどであるが、業務に広く携わっていただき、多くの医師から厚い信頼を得ています。

    内分泌・糖尿病内科
    坂本 倫基
  • クラーク

    川地 美佐子さん

    笑顔で患者さんやご家族に対する丁寧で細やかな気配り、忙しかった日も、笑顔で「今日も大変でしたね。お疲れ様です」とまずは相手をねぎらってくれます。仕事は丁寧・確実・てきぱきと、とても頼りになるスーパークラークです。

    放射線・内視鏡部(看護師)
    川地 美佐子

総合的質管理推進(TQM)

TQM(Total Quality Management)とは、全員・全体(Total)で、医療・サービスの質(Quality)を継続的に向上させる(Management)ことです。病院の理念「あたたかい医療」の実現に向け、見えない問題を可視化し、標準化することを目指しています。職員が自分自身の役割を理解し、それを果たすという意識を持ち、各部署で解決すべき課題に対して業務改善に取り組んでいます。業務改善を発展させていくことで患者さんに安全で信頼の得られる医療の提供を実践しています。そして、チームで取り組んだプロセスと成果を形にするTQM報告会を毎年1回実施しています。最近の報告会では看護部各部署からの報告に加え、他職種との協働による取り組み事例も増えています。

主な業務改善報告会内容(一部抜粋)
チーム名 胃管まもり隊
職種 看護師・薬剤師
テーマ あなたの胃管、私たちが守ります!
主な内容 繰り返される胃管抜去のインシデントに対し、患者からの視点で問題と捉え、病棟薬剤師と協働し、適正な薬剤選択ができる仕組みをつくり、チューブ閉塞のインシデント0という成果につなげ、患者さんに利益をもたらすことができた。
チーム名 周術期管理センター
職種 看護師・薬剤師・歯科衛生士
テーマ ビフォアーフォローで、周術期を変えます
主な内容 周術期管理に、薬剤師・歯科衛生士によるケアプロセスへの積極的介入と病棟外来一元化体制を活かした看護チームの連携によって、患者さんにとっての安全で効率的な医療の提供、また病院経営への寄与など、幅広い成果をあげることができた。
チーム名 MRSA撲滅し隊
職種 看護師・感染制御部
テーマ MRSA感染は恥だが予防策は役に立つ
主な内容 MRSAの集積事例のつらい経験から日常業務を見直し、感染制御部が介入できるシステムの構築や教育体制の整備など感染対策が組織に根付くための対策を講じ、新生児医療の質の向上に寄与する改善活動となった。